
自立課題の勉強会が終わりました。
YYままの勉強会 自立課題 第3回(最終回)
5月に始めたYYままの「自立課題」の勉強会は 今回第3回で最後となりました。
半年かけて3回・・と聞くと 間延びしてる〜と思うかもしれませんが 私はとても貴重なことと思います。お母さんの呼びかけで始まり、普段思っているお子さんへの成長への思いを思いつくままに語るのではなく、「自立課題」の作成を通して具体的な形にするという作業が今回の勉強会でした。人が集まり、目的を持って会を進めること 小さな会でもエネルギーが要ります。ましてや育児のさなかのお母さんたちにはいろんなことが日々飛び込んでくるのですから、日程調整だけでも大変でした。ポチッ・ポチッとでも断ち切れずに続けてこられたことはすごいことです。

さて、「自立課題」のまとめとして、今回伝えたかったのは「自立」ということから目標がぶれないようにということです。特に成長期のお子さんには、活動のレベルアップや、本人のスキルや認知の向上にウェイトをおいてしまいがちです。具体物を見せてスケジュールに従える子と、文字は読めてもスケジュールの切りかえが悪い子とどちらが自立度が高いでしょうか?どちらに支援がたくさんいりますか?
また、スケジュールやワークシステムが浸透してきた昨今は形からの導入により、一旦うまくいくとそのまま、お子さんの成長やコンデイションによりうまくいかなくなっても 個に最適化するということが後回しになってしまうことも・・(そういう私も耳が痛い)
今回、自立課題作りの振り返りとして『親と教師のための自閉症の子どもの自立課題』(朝日厚生文化事業団)のDVDを見ました。その中で「評価し、子どもが一人でできるように何回も作り直します」と繰り返して解説していました。評価と再構造化・この作業をするかしないかがお子さんの「やった〜」の感覚を育てられるかどうかにかかってくるといえますね。
はじめからうまくいかないのは世の常、とにかく続けることです。お母さん自身も達成感が持てるように、いいときも悪いときもポチッ・ポチッとできるところからやってみましょう。一人で行き詰らないように一緒にする仲間が必要なこともありますね。

さらに今回は、先輩ママをゲストとしてお呼びし 就学後の生活を含め日常生活で心がけて取り組んでいることを話していただきました。これは私では語れないこと、明るく前向きに語られたお話はYYママたちに大いに参考になるものだったと思います。
まとめると
・どんなことでもできることを見つけて、少しずつでもやり続ける
・お手伝いできることを見つける
・講演会などにも参加し参考にする
・先輩ままから教えられることも多い
・何でも子どものせいにしないし、あまり「大変、大変」と口にしない
・子どもの成長が子どもとともに行動することで楽しめるしかわいさが増す。
・明るく前向きに
・通園や保育園、学校の先生との連絡長などで密にする。少々嫌がられても、言い続けるう ちにわかってもらえることもある。
私から見ると大変だな〜と思えることを笑って語れるたくましいお母さんです。

今回で自立課題の学びは終わりましたが、今後も何らかの形でママたちがつながってともに語ったり、勉強したり、情報交換をする場になっていくといいなと願いながら会を閉じました。
